協会について

 

協会長からのご挨拶

 
会長就任挨拶
第二地方銀行協会
会長 黒本 淳之介
黒本会長

 

このたび、第二地方銀行協会の会長をお引き受けすることとなりました、栃木銀行の黒本でございます。

関係各位のご協力を賜りながら、業界および地域経済の発展のため、会長の責務を果たしてまいる所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

重責を感じておりますが、これまでの方針を踏まえつつ、常に新鮮な目線とチャレンジ精神をもって協会運営に取組んでまいりたいと存じます。

さて、最初に足元の金融環境について申し上げます。

日本経済は、輸出や設備投資の増加基調を背景に、雇用・所得環境の改善により、全体として緩やかな拡大に転じつつあると言われております。

一方、地方経済はインバウンド需要に加え、雇用・所得環境の緩やかな改善もあり、総じて底堅く推移しているものの、少子高齢化・人口減少の進展により、力強さに欠けている状況にあることは否めません。

また、地域金融機関にとっては、マイナス金利の影響により資金運用利回りは低下傾向にあり、依然として厳しい経営環境が続いております。

この様な環境のもと、当業態が取組むべき課題について3点申し上げます。

 

 

1.地域活性化への取組みの強化

 

  私ども地域金融機関に課せられた最大の課題は、地元の取引先企業の育成・支援を通じて地域産業・地域経済の活性化を強く推し進めることと認識しております。

  そのためには、お客様とのリレーションを更に深め、コンサルティング機能を発揮し、お客様のライフステージに応じた様々な経営課題の解決に向け、取引先支援を積極的に行っていく必要があります。具体的には、創業支援や事業再生、ビジネスマッチングや6次産業化の推進など、地域特性に応じた独自性を持ったソリューション機能の取り組みを加速させてまいります。

  その際、目利き力を活かした事業性評価、担保・保証に過度に依存しない融資への取組みなど、より一層お客様の目線に立った金融仲介機能の発揮に努めてまいります。

 

2.顧客本位の業務運営の取組み

 

  私どもは、お客様のライフサイクルに沿った長期的かつ安定的な資産形成の実現に向け、顧客本位の業務運営を徹底してまいります。

  金融機関とお客様との間には、それぞれが有する知識や情報に格差があることから、お客様の資産状況・取引経験・ニーズなどを踏まえ、分かり易く説明し、それぞれに最もふさわしい金融商品・サービスの提供を行っていくことが重要であると考えます。顧客本位の業務運営は、金融サービスを提供する者にとっての基本であり、「顧客本位の業務運営に関する原則」が公表されたことを機に、改めてその取組みを徹底し、お客様からの信頼向上に努めてまいります。

  また、個人型確定拠出年金(iDeCo)や平成30年1月にスタートするつみたてNISAなど、新たな商品・サービスの拡充により、お客様にとっての選択肢が広がる中で、「貯蓄から資産形成へ」の流れをサポートしてまいります。

 

3.金融サービスの高度化及び効率化への対応

 

  フィンテックなどIT技術の活用は、お客様にとって利便性が向上するだけでなく、金融業界にとっても、業務や情報活用の多様化と効率化を見込みうると考えられます。

  ITコストが劇的に低廉化していることから、様々な情報のデジタル化が現実的なソリューションとして身近になってまいりました。今後、その普及のスピードは早まると思われ、私ども金融機関およびお客様の生産性が向上し、サービスの質が大きく変わっていく局面にあると思われます。

  各会員行が経営戦略に基づき、IT技術の導入検討に取組むにあたり、当協会としては、適時適切な情報提供を行うことで、業界全体の金融インフラの整備・向上に努めてまいります。

 

  以上、会長就任にあたって取り組むべき課題について申し上げてまいりました。

  第二地方銀行協会といたしましては、地域経済を支えるとともに、さらなる活性化に貢献し、地域のお客様の期待や信頼に沿えるよう、会員行の取組みを積極的に支援してまいります。

  皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げまして、会長就任の挨拶とさせていただきます。

 
平成29年6月15日
 
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