HOME > 第二地方銀行協会について > 協会長からのご挨拶

協会長からのご挨拶

協会長からのご挨拶

会長就任挨拶

第二地方銀行協会
会長 西川義教

 このたび、第二地方銀行協会の会長を務めることとなりました、愛媛銀行の西川でございます。今後、関係各位のご理解、ご協力を賜りながら、職責を果たしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 まず、今般のコロナ感染症の犠牲者の方に謹んで哀悼の意を表するとともに、加療中の方々に心よりお見舞い申し上げます。また、日々治療に当たられている各地の医療従事者をはじめとする関係者の皆様方に深く敬意を表したいと思います。

 次に、この場をお借りして、藤原前会長の功績に対し、改めて敬意を表するとともに感謝申し上げます。特に、春先からのコロナ対応では、会員行を代表して政策提言に努められるなど、そのリーダーシップを発揮されました。「共創による変革」の精神をしっかり引き継ぎ、地域とともにこの難局を乗り切るべく尽力してまいる所存です。

 さて、わが国経済は、コロナショックにより未曽有の危機状態に陥っています。感染症の急速な拡大により内外の需要が急速に喪失され、業種や規模を問わず大半の企業で景況感が大きく低下しています。特に、相対的に資力が乏しい中小零細企業ほど影響は深刻化しています。

 これに対し、政府では、累次の緊急経済対策で企業支援・雇用支援、実質無利子・無担保による資金繰り支援を打ち出されたほか、日銀においても、内外金融市場の安定化や、企業金融の円滑化に資する政策を矢継ぎ早に実施されました。私ども地域銀行は、目下、こうした政策とも呼応し官民挙げて、地域の中小零細企業の資金繰りを支援しつつ、懸命に地域経済の下支えに努めています。

 コロナショックの影響は長期化する懸念が強く、当面はコロナとの共存を前提に地域経済の立て直しを図り、地域経済の新常態を地域の皆様と作り上げていくことが、私ども地域銀行に突き付けられた命題と認識しています。こうした認識の下、この1年の活動テーマを「コロナを超える地域支援」とし、具体的に以下の3点に取り組む方針です。

1.地域経済が当面の危機を凌ぐための資金繰り支援

 コロナショックの影響は、各地の産業構造等の違いを映じて、地域毎に様々であり、また、その克服に向けた時間軸も異なります。地域経済に長らく寄り添い、その実情に精通している地域銀行こそが、地域の中小零細企業に対して、スピード感をもって適切な資金繰り支援ができると考えます。その際、各地自治体や政府系金融機関等との連携にも十分に配意し、中小零細企業の立場に立ったきめ細かな対応に努めます。

2.コロナと共存する地域経済の新常態を見据えた企業再生支援

 コロナショックの影響が長引く懸念が強い中では、地域経済を支えるには、目先の資金繰り支援に止まらず、事業収益性の回復に向けたコンサルティング機能の発揮が重要になります。新たな商品・サービス企画、拡販策、コスト削減策、必要に応じた資本政策など、的確なアドバイスに努めます。

3.地域経済がコロナを超えるための共創の促進

 コロナショックで傷んだ地域経済の再興には、エリアや産業の垣根を超えたオープンイノベーティブな発想による共創が重要になります。この点、当協会では昨年6月に設立した、会員行同士やフィンテック等のビジネスパートナーとの共創の場である「SARBLAB」(The Second Association of Regional Banks Laboratory)を活用していきます。本年度は、昨年取り組んだデジタライゼーションに加えて、新常態の鍵を握るSDGsについても、共創の機会を生み出していきます。

 地域社会の持続可能性にしっかりと目を向けた新しい価値の創造が、アフターコロナの先に、より求められてくると考えています。

 当協会加盟行は、地域における相互の信頼関係を土台に発展した無尽が出自ですが、現下の危機を克服するに当たっては、私どもの原点である「絆」の精神が平時に増して求められていると思います。私どもは「地域の絆」、「会員行の絆」、「新連携先との絆」という「3つの絆」を大切にしながら、コロナと向き合う地域経済を引き続きしっかりと支えてまいります。

 最後に、改めて皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げまして、会長就任の挨拶とさせて頂きます。

以 上

お電話でのお問い合わせはこちら

03-3262-2181
受付:平日9時~17時